STEP 1 - C言語概要 │ ├ プログラムを入力する ├ プログラムを実行する ├ 関数 ├ データ型 ├ 定数 ├ データ修飾 │ ├ 符号修飾 │ └ サイズ修飾 ├ 表示・入力 │ ├ フォーマット識別子 │ └ エスケープ文字 ├ 変数 │ ├ 宣言 │ ├ 代入 │ ├ 型キャスト │ └ コメントの付け方 ├ 演算 │ └ 代入演算子 └ 入力 |
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<プログラムを入力する> (1)左上の「ファイル」→「新規作成」の順にクリックする。 (2)上部のタブが「プロジェクト」になっていることを確認して「WIN32 ConSole Application」をクリックする。 (3)右上の「プロジェクト名」をクリックして、名前を入力する。 (4)これまでの作業が終了したら、また左上の「ファイル」→「新規作成」の順にクリックする。 (5)今後は、上部のタブが「ファイル」になっていることを確認して「C++ソースファイル」をクリックする。 (6)右側中央の「ファイル名」をクリックして名前を入力する。
<プログラムを実行する> (1)中央の「プロジェクト」→「プロジェクトの追加」→「ファイル」の順にクリックする。 追加するファイルを選択できる状態になるので、先ほど入力したファイル(.CPPのファイル)を選択する。 (2)中央上部の「ビルド」→「実行」の順にクリックする。 「ビルドしますか?」と聞いてくるので「はい」をクリックする。 ※ビルドとは記述されたプログラムをコンパイルし、実行させる一連の作業。
<関数> #include <stdio.h> ' C言語の標準関数を使用する下準備 void main() ' 関数 function(C言語を実行するうえで不可欠) { ' 関数の先頭 printf("Hello C World!"); ' 文 statement(実際に行う処理) } ' 関数の終わり ※C言語では、大文字と小文字を区別する。Aとaでは違う変数とみなされてしまう。 C言語では、文字間の自動修正を行わない。
<データ型> char character 文字データ 8ビット int integer 符号付き整数 32ビット(基本のデータ型) short 単精度 16ビット long 長精度 32ビット float 浮動小数点数 32ビット double 倍精度浮動小数点数 64ビット void 値を持たない
<定数> 文字と浮動小数点数のケースでは注意が必要。 ・浮動小数点数の値には、必ず小数点を付ける。 1.1 → 1.1 1 → 1.0(または 1. , 1f ,1l)と書かなくてはならない。 ・文字を扱うには、引用符を使用する。 文字 'a' 'A' ←シングルコーテーションで囲む。 文字列 "ABC" "こんにちは" ←ダブルコーテーションで囲む。 ※VBとは異なり、文字列専用のデータ型はない。Char型で文字を扱う。 何故か一字の時はシングルになる。ダブルで一字はできるが逆は無理。 また、全角文字はシングルでは囲めない。
<データ修飾> 基本データ型(char,int,float,double)に型修飾子を付加する事により、 より細かく型を合わせる事ができる。 (1)符号修飾 signed 符号付き指定(データ型はデフォルトで符号付き) unsigned 符号無し指定 型修飾子は、型名の前に付ける。 (signed) char -128〜127 ↓符号ビット 01111111 127 00000000 0 11111111 -1 10000000 -128 unsigned char 0〜255(VBにおけるByte) 符号ビットは数値を表すビットになる 11111111 255 00000000 0 ↑符号ビットではない (2)サイズ修飾(コンピュータによっては効果のないことも) long intまたはdoubleを修飾する。基本型以上のビット長に拡大する。 short intのビット長を半分に縮める。 long int 符号付き32ビット長 short int 符号付き16ビット長 ※intが省略可能なケース unsigned int 符号無し32ビット長 long int 符号付き32ビット長 short int 符号付き16ビット長 unsigned short int 符号無し16ビット長
<表示・入力> ・文字列表示 printf("表示する文字列"); ダブルコーテーションの間にある文字を表示する。 カッコ内の引用されている文字列のことをprintf関数の引数と言う。 ・数値定数表示 printf("書式指定",数値定数); printf("%d\n",1234); ↑フォーマット識別子 2番目の引数の数値を、書式指定のフォーマット識別子の場所へ表示する。 ※フォーマット識別子 %c 文字 (character) %d 符号付き10進数 (decade) %i 符号付き10進数 (integer) %f 10進数の浮動小数 (float) ※小数点が必要 %o 符号無し 8進数 (octal) %u 符号無し10進数 (unsuigned) %x 符号無し16進数 (小文字) %X 符号無し16進数 (大文字) %% %記号 %s 文字列 (string) ・データ修飾された数値を表示する shortを表示 %hd longを表示 %ld long doubleを表示 %lf unsigned long int %lu ・複数の数値を表示させるとき printf("%d %d %d",1,2,3); ' 最初の引数で指定したものが対応する。 printf("%d %lf %f",1,2.l,3.f); ' fなので小数点付き。 ※エスケープ文字 printf関数でさまざまな制御を行う。 printf("%d\n",1234;"こんにちは"); ' Cではこのままダブルコーテーションを表示することができない。 \t 水平タブ \v 垂直タブ \" ダブルコーテーション ' そこでこれを使うとダブルコーテーションが表示できる。 \% %記号 \\ 円マーク \' シングルコーテーション \b バックスペース ' 表示時に1文字分戻る。 \r 行の先頭へ復帰 \a ベル(ビープ音)
<変数> 様々な値を格納することができる名前付きの記憶場所。 C言語では、変数はあらかじめ宣言しておかなくてはならない。 ・宣言 VBでは Dim i As integer i = 0 (宣言してから代入する) Cでは int i; (セミコロンで文の終わりを示す) i = 0; (int i = 0; でも代入できる) その他の宣言の方法 char c; float f; double d; int i,j,k; (同じ型なら1行で宣言できる) ・代入 変数へ値などを格納すること。 変数名 = 値; i = 100; ' もちろんセミコロンが必要。 int i = 100; char c = 'a'; float f = 100f; ※代入する変数に対応するように定数を記述する。 ・型キャスト 変数型を一時的に変える。 int i = 1.2; float f = i; ' 型が違うのでおかしな処理を行う事がある。 i = (int)f; ' そこで括弧で括り変換するデータ型を記述すると、その場はそのデータ型で書かれる。 float f = 1.2f; ' もちろん左辺もキャストに対応させる必要がある。 printf("%d\n",(int)f); ※代入文の左辺を型キャストすることはできない。 int i; (float)i = 123.45 ' 型キャストはあくまで一時的なもなので、変数の属性は変化させられない。 ・コメントの付け方 /* 〜 */ この範囲内がコメントになる。 // これを使うとその行のここから先の部分がコメントとなる。
<演算> C VB 加算 + + 減算 - - 乗算 * * 除算 / /,\ 剰余 % mod ※ %(剰余)は、整数型のみ使用できる。 ※ -(マイナス記号)は減算と、正負を反転させるマイナス演算子の役割を持つ。 i = 2 - 1 , i = i - 1 ' 減算 i = -i → i = i * -1 ' 正負の反転 ※四則演算に則って計算されるので * , / , % は + , - より優先的に計算が行われる。 ・代入演算子 i = i + 1 → i += 1 (i = i + 1) ' 代入演算子を用いるとプログラムが簡単になる。 i = i - 1 → i -= 1 i = i * 1 → i *= 1 i = i / 1 → i /= 1 i = i % 1 → i %= 1
<入力> ・scanf関数 キーボードからの入力を受け付ける。入力された値などを第2引数の変数に格納する。 scanf("書式指定",&変数名); キーボードから整数の値を入力する。 int i; scanf("&d",&i); ' 第2引数の変数に格納する値のフォーマット(書式)を設定。 scanf関数を使う際には必ず下の関数を書き足しておく。 fflush(stdin); ※何度か処理していると不具合が生じるので、それを防ぐ為に この関数をscanf関数のすぐ下に記述しておく。
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